誰もが美味しい食べ物を目の前にすると、自然と笑顔になります。そして食べ物を口に入れ、ゆっくり噛みながらその美味しさを実感できれば、これほどの「口福」はありません。そのためにも、いい歯の習慣を続けましょう。
よく噛むためのコツ
食事を楽しみながら噛む回数を増やすコツとは
調理のとき
1.噛みごたえのある食材を選びます。
豆腐のような柔らかいものは、噛まなくてもスッと飲み込むことができます。
噛む回数を増やすには根菜類などの硬い食材、コンニャクなどの弾力のある食材を取り入れましょう。
2.複数の食材を組み合わせます。
里芋だけの煮よりも筑前煮、白飯よりも混ぜご販というように、複数の食材を組み合わせると食感や味に変化が出るため、噛む回数が自然にアップ。食材豊富な事がおすすめです。
3.食材を大きめに切る
同じキュウリでも千切りにしたものよりも乱切りにしてサイズを大きくしたもののほうが噛む回数が増えます。肉なら厚切りにするなど、食材を大きめに切りましょう。
.4.加熱時間を調節します。
野菜は加熱時間が長くなるほど柔らかくなります。生で食べられる野菜を取り入れたり、加熱時間を短くして歯ごたえを残したりするのがおすすめです。
食べるとき
6.一口の量を少なくする
同じ量の料理でも、一口の量を自由にしに場合と少なくした場合とでは、噛む回数、噛んでいる時間ともに、一口の量を少なくしたほうが多かったという研究結果が出ています。
7.飲み込んでから次の食へ物を口に入れましょう
飲み込む前に次の食べ物を口に入れると、先にロにした食べ物を十分に咀嚼しないまま飲み込むことに。この食べ方だと早食いになり、噛む回数が減るだけでなく、肥満の原因にも。
8.飲み物で流し込まない
食事中にお茶などの飮の物を口にすると、ロの中の良べ物は飲み物で流し込まれてしまうため、しっかり噛まなくなります。汁もの以外の水分は食後にとるようにしましょう。
9.「ながら食べ」をしない
テレビやスマートフォンなどを見ながら食事をすると、食べること以外に意識が向かい、気がつかないうちに次々と食べ物を口の中に入れてしまいがちになり、噛む回数が減ってしまいます。
誤嚥に注意
高齢者の肺炎の多くは誤嚥によるものです。誤嚥とは食べ約や唾液が誤って肺に流れ込んでしまうことです。よく噛んでゆっくり食べることは誤嚥防止につながります:.