登録販売者 短文を丸暗記 第2章-11 人体の構造と働き 中枢神経系・末梢神経系

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第2章-11 人体の構造と働き 中枢神経系・末梢神経系

1.脳において、ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い。なお、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%である。

2.脳の血管は、末梢に比べて物質の透過に関する選択性が高く(血液脳関門)、タンパク質やイオン化した物質は血液中から脳の組織へ移行しにくい。

3.脳の毛細血管が、中枢神経の間質液環境を血液内の組成変動から保護するように働く機能を、血液脳関門という。小児では血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しやすい。

4.脳と脊髄は、延髄(後頭部と頸部の境目あたりに位置する)でつながっている。

5.延髄には、心臓中枢と呼吸中枢がある。延髄に、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢などがある。

6.末梢からの刺激の一部に対し、脊髄が脳を介さずに刺激を返す場合があり、これは脊髄反射と呼ばれる。脊髄は、脊椎の中にある。

7.末梢神経系は、体性神経系と自律神経系に分類される。体性神経系は随意運動や知覚などを担い、自律神経系は生命や身体機能の維持のため、無意識に働いている。

8.副交感神経系は、体が食事や休憩などの安息状態となるように働く。交感神経系は体が緊張状態に対応した態勢をとるように働く。

9.交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は、ノルアドレナリンである。副交感神経の場合は、アセチルコリンである。

10.例外的に、汗腺を支配する交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は、アセチルコリンである。

11.交感神経系が活発になると、瞳孔が散大する。一方、副交感神経系が活発になると、瞳孔が収縮する。

12.交感神経系が活発になると心拍数が増加し、副交感神経系が活発になると心拍数が減少する。

13.交感神経系が活発になると、血圧が上昇する。一方、副交感神経が活発になると、血圧が低下する。

14.交感神経系が活発になると気管支が拡張し、副交感神経系が活発になると気管支が収縮する。

15.副交感神経系が活発になると、胃液分泌が亢進する。交感神経系が活発になると、胃の血管が収縮する。

16.副交感神経系が活発になると、排尿筋が収縮する。一方、交感神経が活発になると、排尿筋が弛緩する。

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